「生き物から学ぶ」をコンセプトにさまざまなデザインを手がける鎌倉のデザインスタジオ「seto(旧9brand)」は8月6日より、鎌倉の食堂「cobakaba」(鎌倉市小町1、TEL 0467-22-6131)で「昆虫採集スタンプ」展を開催する。
瀬戸けいたさん、なおよさんによる同社は1999年、「Think Creatures=生き物に学ぶ」をコンセプトに「九印・9brand」として活動を開始、2001年に発表した作品「M.O.C system」がその後グッドデザイン賞を受賞、現在ではニューヨークのMoMA storeでも作品が販売され、注目される。昨年3月には直営店「セト・デザインスタジオ&ショップ」(同大町1、TEL 0467- 22-3441)を鎌倉にオープンし、今年に入り、同店の名称を現在の「seto」に変更する。
今回は、鎌倉で生活を始め虫を目にする機会が増えた瀬戸さんが「虫が持つ機能美」「シンメトリーな美しさ」「虫の形態・生態の不思議さ」に強い関心を持ち、「これらを身近に体験できる楽しいツールを作りたい」と考え開発した「昆虫採集スタンプ」を使った作品の展示とワークショップを行う。
店内では昆虫にまつわる製品も販売。クモの巣状のネットバッグ「Spider-net」(S=3,570円)や畳んでスナップをとめると「さなぎ」、広げると「蝶」になる携帯しやすい帽子「Butterfly-hat」(S=6,090円)などを用意する。
瀬戸さんは「『昆虫採集スタンプ』は、昆虫の形態を分化+単純化し、自由に昆虫をデザインすることが可能となるよう工夫した。今回の展示では、このスタンプで描いた空想の昆虫たちを見るだけでなく、実際にスタンプを体験し、展示に参加して楽しんでほしい」と話す。
会場となる「cobakaba」の営業時間は9時~19時。火曜・第3水曜定休。作品展の開催は今月18日まで。
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