神奈川県立近代美術館鎌倉館(鎌倉市雪ノ下2、TEL 0467-22-5000)で4月4日から、「シャガールとルドン版画展」が開催される。
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同館は2,000点近いヨーロッパ版画を収蔵し、同展ではフランス絵画の巨匠「マルク・シャガール」(1887-1985)と「オディロン・ルドン」(1840-1916)のシリーズ絵画約100点を選定し、展示する。
シャガールについては、「サーカス」シリーズと「ダフニスとクロエ」シリーズとの華やかな色彩世界を紹介。ルドンについては「聖アントワーヌの誘惑(第1集)」をはじめとする、あらゆる色を含んだ深い黒の世界を紹介。これまで、まとめて紹介される機会があまりなかった版画の展覧会となる。
同館主任学芸員の李美那さんは「版画という手の込んだ表現方法に託して、人生の光と闇と愛を描き出した二人の巨匠の世界を楽しんでほしい」と話す。「春らしい色の版画『シャガール』と、黒い世界の『ルドン』との対極の世界を楽しんでほしい」とも。
4月11日と5月9日には学芸員によるギャラリートークを開催。いずれも14時から。申し込み不要。参加無料(同展の観覧券が必要)。
開催時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館(5月4日開館、4月30日・5月7日休館)。観覧料金は当日一般700円ほか。5月10日まで。