日本で唯一となる「しかけ絵本」専門店の「メッゲンドルファー」(鎌倉市御成町4、TEL 0467-22-0675)が若宮大路に面したビルの一角にオープンして4カ月。以来、着実に客足を伸ばしている。
約5坪の店内に約500種の絵本が所狭しと並び、そのすべてに実際に手で触れることのできる見本が用意されている。客層は、地元在住者から観光客、夏場は海水浴客など様々で、リピーターも多いという。子供のみならず、大人が多いのも特徴。
オーナーは、日本のしかけ絵本出版最大手の「大日本絵画」の嵐田康平さん。同社が30年前にしかけ絵本を手がけて以来、一貫してその営業に携わっている。「通常、児童書の片隅で並べられることが多いしかけ絵本。しかし、その魅力はページを広げることで初めて伝わるもの。気に入った本をゆっくり手にとって楽しんでもらう場を提供したい」と嵐田さん。
同店では月1回、しかけ絵本の「作り方教室」も開催しており、参加者それぞれの技量に合わせたオリジナルしかけ絵本の製作をサポートしている。
営業時間は11時~18時30分。日曜・祝日は17時まで。
定休日は火曜・水曜(木曜・金曜は不定休)。