音羽ノ森ホテル元料理長が大船にフレンチレストラン-階下のパン店と連携

シェ・ケンタロウおすすめの「本日の魚料理(イサキのポルトガル風)」。鍋でサービスするため、香り豊かで保温性がある。

シェ・ケンタロウおすすめの「本日の魚料理(イサキのポルトガル風)」。鍋でサービスするため、香り豊かで保温性がある。

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 音羽ノ森ホテル(横須賀市秋谷)の元総料理長・鈴木謙太郎さんが8月1日、大船にフレンチレストラン「Chez Kentaro(シェ・ケンタロウ)」(鎌倉市大船1、TEL 0467-46-6214)をオープンした。

フランスに昔からあるレストランをイメージしたフレンチレストラン「シェ・ケンタロウ」の店内。

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 同店が入る新築ビルは以前パン店「エミール」が営業していた場所で、現在は1階でパン&スイーツ店「CALVA(カルヴァ)」を経営している。鈴木さんはカルヴァのオーナーシェフ・田中さんと「レストランミクニ丸の内」のシェフ時代より親交があり、「カルヴァのパンやスイーツを提供するレストランも開きたい」という田中さんの希望に応じ、開業を決意した。

店舗面積は19坪、席数は22席。フランスに昔からある伝統的なレストランのイメージで、壁を額縁風デザインで飾り、エレガントな内装を施した。「大船は土地代も高く、フレンチ料理店が少ないので、この地でどこまでできるかチャレンジしていきたい」と鈴木さん。

 メニューは、ランチがコースのみで2,200円から、ディナーはアラカルトメーンで1品1,000円から、ボトルワインは3,500円から用意する。「土地柄も考え、ボリュームがあって低価格なメニューを設定した。カジュアルな感覚で、シェアしながらフレンチ料理を体感してほしい」と鈴木さん。「仔羊のロースト」(3,000円)や「白身魚のクネル リヨン風」(2,000円)などフランス各地方の伝統料理を取りそろえ、小さな鍋のまま提供する。「鍋で出すとふたを開けたときの香りを楽しめるし、保温効果もありおいしい」という。客単価は2,800円~5,000円。

 今後、田中さんや鈴木さんらが共同で、湘南エリアにカフェをオープンする計画も検討中だという。

 営業時間は11時30分~15時、18時~22時。火曜・第3水曜定休。

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