神奈川県と船舶会社のトライアングル(横須賀市)は2月20日・21日、古都鎌倉を海上から眺める「鎌倉歴史散策クルーズ」を実施する。
同クルーズは、県を中心とした自治体同士の広域連携による「東京湾・相模湾における海上交通による新たな観光資源開発事業」の一環で、予算は国の「ふるさと雇用再生特別基金」を活用。運営は猿島、横須賀海軍基地、観音崎などのクルーズ事業で実績のあるトライアングルが行う。
当日は、双胴船「シーフレンド」で江の島(湘南港)を出発し、逗子(リビエラ逗子マリーナ)で下船後、ボランティアガイドの案内で鎌倉を散策し鎌倉駅で解散する。鎌倉を出発し江の島で解散する逆回りのコースも用意。ともに10時スタートで、2日間に120人の利用を見込む。
同社取締役統括部長の鈴木隆裕さんは「相模湾を舞台とするクルーズ企画はこれまでほとんど実績がなかったが、クルーズファンのお客さまからは非常に要望が多かった」と話す。「単なる海上交通としての周遊クルーズではなく、各地域のブランドを生かした内容のクルーズにしていくために、今後も地元の方々の意見を積極的に聞いていきたい」とも。
所要時間は約5時間。料金は昼食・ガイド付きで1人6,000円。申し込みは2月12日まで。応募多数の場合は抽選となる。問い合わせはトライアングル(TEL 046-825-7144)まで。
2月27日・28日には大磯港と真鶴港を結ぶ「相模湾早春クルーズ」(地魚の昼食・ガイド料込み5,000円)も実施する。