北鎌倉・浄智寺参道奥にある古民家を再生した多目的スペース「たからの庭」(鎌倉市山ノ内、TEL 0467-25-5742)で4月10日より、着物姿で気軽に鎌倉散策が楽しめる「Kazumi流 わくわくきものレンタル」が始まる。
講師の津田和壽澄さん。「きもので犬と散歩」をコンセプトに365日ふだんきものの生活を送る
昨年秋にオープンした同施設では、昭和初期に建てられた古民家と周辺の落ち着きある環境を生かし、「和」をテーマにしたワークショップを複数企画。和菓子作り、日本茶、書、陶芸などの1日講座には、遠く埼玉や千葉からも多数の参加者が訪れたという。運営者の島津克代子さんは「着物は『和』の入門には欠かせないもの。鎌倉、特に北鎌倉の風情あるお寺を着物姿で巡りたいという方のために、気軽に着物を体験できるレンタル講座をスタートさせた」と話す。
同講座には、肌着・じゅばん・着物・帯・帯揚げ・帯締め・足袋・草履の着物セット一式、着付け、写真撮影、荷物預かり、土産が含まれる。講師は「きものライフスタイル・コンサルタント」として365日着物生活を実践し、「ふだんきもの」普及のために精力的に活動する津田和壽澄(かずみ)さん。講座では、顔色や体型、年齢などを考慮した着こなし方や色合わせの方法から、着物姿を美しく見せるコツ、写真に写るポーズなどを伝授する。
自由散策には鎌倉在住12年、情報サイトも運営する島津さんが着物が似合うスポットなどを提供するほか、同日開催の「ふだんきもの講座」(ランチ付5,000円)や「和菓子1day入門」(3,500円)にも参加できる。同施設に創作和菓子工房「手毬」を置く和菓子作家、御園井裕芙子(みそのいゆうこ)さんの限定オリジナルランチ(1,500円)も用意する(要予約)。
島津さんは「着物にあこがれているが敷居が高いと感じる方、着物は特別な日に着るものと考えている方も、着物との上手な付き合い方を学べる。手ぶらで来て着物姿に変身し、普段とは少し違う自分を発見する『和の1日』を過ごしてみては」と話す。
開催時間は10時~17時。料金は1万500円。4月以降の毎月第2火曜・第2土曜に開催予定。申し込み締め切りは開催3日前まで。手持ちの着物の持ち込みや男性の参加相談も可。