逗子市内の酒販店や飲食店で現在、桜の葉を使った同地限定の「逗子桜葉サイダー」が販売されている。
逗子ハイランドなどの桜の名所も多く見られる同市。「桜山」という地名もあり、その昔ここの大島桜を夢想国師が吉野の山に献木したという伝承も残っているほか、まちづくりの一環でサクラの名所を作る「花咲計画」を行うなど、サクラをテーマにした特産品「さくら産品」の開発に取り組んでいる。
同品はその新たな目玉として、逗子商工会が3月下旬ごろから商品化へ向け動き出した。「例年9月に販売してきた『逗子桜葉&ワイン』を原料に、普段酒を飲まない方や若年層など幅広い世代を対象とした新商品を」と開発した。
6,000本限定で生産される同品。逗子の丘陵地で手摘みされた「大島桜」の葉を国内産梅ワインに漬け込み、ほのかなサクラの葉の香りと上品な酸味、透き通ったピンク色の「桜葉&ワイン」を大量の炭酸水で薄めた。アルコール度は1%以下。甘さ控えめのすっきりした味が特徴で、「子どもから大人まで手軽に飲める」。三河屋商店を卸元とし、逗子市内の酒販店のほか、市内の一部飲食店でドリンクメニューとして扱っている。
340ミリリットルの瓶入りで、価格は1本200円。ラベルにはウインドサーフィンをする男性が描かれている。
メイン画像)大島桜の葉を使った薄ピンク色の「桜葉ソーダ」。6,000本限定で逗子市内で販売する。