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世界に安全な水を-「TAP KANAGAWA」実施中、飲食店の水に募金呼びかけ

井戸とTaratasy Tanibe小学校の子どもたち
©日本ユニセフ協会 2009satomi matsui

井戸とTaratasy Tanibe小学校の子どもたち ©日本ユニセフ協会 2009satomi matsui

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 店舗で提供される水に対して寄付を募り、清潔で安全な水を汚染された地域に届けるプロジェクト「TAP KANAGAWA きれいな水を、世界の子どもに」が現在、神奈川県内のレストランやカフェなどで行われている。

湘南エリア約30の飲食店で水に寄付する「TAP」プロジェクトを実施

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 日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会、日本ユニセフ協会、横浜市水道局が実施している同プロジェクト。昨年、横浜の青年会議所が主催した「TAP YOKOHAMA」に県内すべての青年会議所が賛同し、今回、神奈川県全域で実施することになった。

 寄付金は、ユニセフを通じて、「世界で最も安全な水を必要としているマダガスカルの水と衛生事業に活用される」と同プロジェクト関係者。寄付金の目標額は600万円だが、「この事業は寄付が目的ではなく、市民へ水の大切さを伝えることが目的」としている。

 神奈川県内で現在470店舗が参加している。湘南エリアの参加店は、茅ヶ崎=インド料理「GARA」、アイスクリーム店「Plenty’s」、イタリアンダイニング「Kumaya dining」など8店舗、鎌倉=ビーフシチューの人気店「去来庵」やドンブリカフェダイニング「bowls」、イタリアン「Rans Kamakura」など8店舗、藤沢=そば店「つづらお藤沢」、韓国宮廷料理「ヨンドン」など5店舗。そのほか、平塚5店舗、逗子・葉山2店舗が参加する。

 日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会の飯島宗久さんは、「世界では9億人以上の人々が清潔な水を使うことができない中で、日本では水道の蛇口をひねればいつでも清潔で安全な水を手に入れ、レストランに入ると無料で水がサーブされる恵まれた環境にいる。この事業を通じて、少しでも水について考えるきっかけになればうれしい」と話す。

 実施は10月4日まで。

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