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鎌倉に熊野筆の専門店「筆家」-花をモチーフにした化粧筆主力に

機能性に愛らしいデザインをプラスしたフラワーシリーズの化粧筆

機能性に愛らしいデザインをプラスしたフラワーシリーズの化粧筆

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 今年元日にリニューアルオープンした鎌倉の鶴ヶ岡会館(鎌倉市小町2)1階に、広島・熊野の化粧筆と書筆を扱う「筆家(ふでや)」(TEL 0467-23-1001)がオープンした。

筆頭役員の姫野さんと女性スタッフたち

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 従来、プロやメーク好きな層に主に利用されてきた高品質の化粧筆に、ツバキやアジサイ、桜など日本的で斬新なデザインを取り入れた「フラワーシリーズ」を立ち上げたことを機に、幅広い客層に向けて開いた同店。鎌倉への出店は、和文化の根付き、首都圏からのアクセスや国内外からの集客力の良さに加え、市内に筆を供養する荏原天神社や化粧坂(けわいざか)と呼ばれる道筋があることなどが決め手になったという。

 店舗面積は約10坪。メーンで扱う熊野筆は、国内の化粧筆の80%のシェアを占め、品質の良さから海外メーカーからも注目されているといい、同店では天然毛による熊野の刷毛を使用する商品を中心に販売。白とピンク色を基調にしたギャラリーのような店内には、「3次元で成形された立体的な刷毛による優しい肌触りと程よいコシ」が特徴のフラワーシリーズ(洗顔筆・化粧筆)やフェース、チーク、アイシャドーなどの各種メークブラシ、「素材や軸の安定性、耐久性にこだわった」絵手紙用、水墨用、写経用などの書筆をそろえる。

 主な化粧筆は、フラワー洗顔ブラシ「あじさい」「椿」「さくら」(以上4,242円)、ハート洗顔ブラシ(2,141円~)、フラワーパウダーブラシ「あじさい」(4,137円)、「ひまわり」(5,145円)など。刷毛と軸の色の組み合わせが選べるものもある。書筆は絵手紙用の線描筆「削用(さくよう)」(1,701円~)、「写経筆・特製」(1,974円~)など。化粧筆は30~40代の女性客が多く、プレゼント用に購入する男性客もいるという。

 筆家筆頭役員の姫野裕基さんは「女性を美しく見せてくれる、上質で持ちたくなるデザインの化粧筆を豊富にラインアップした。ここにしかないアイテムもあるので、おしゃれな女性にぜひ足を運んでもらえたら」と話す。

 営業時間は10時~19時。水曜定休。

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