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茅ヶ崎の団体が「かながわ地球環境賞」受賞-ごみ拾いなど地道な活動認められる

江の島の海をきれいにするごみ拾い参加メンバーたち

江の島の海をきれいにするごみ拾い参加メンバーたち

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 地球環境保全に向けた活動に取り組み、その業績が他の模範となる団体などを表彰する「かながわ地球環境賞」の受賞者が3月上旬に決定し、湘南エリアでは茅ヶ崎のボランティア団体「海さくら」が受賞した。

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 海さくらは、江の島の海を再生するため、ごみ拾いやチャリティーコンサートを行ったり、収益金で大型ごみ箱を設置したりするなど、廃棄物の発生抑制や水環境に対する意識向上のために活動。月1回のごみ拾いをメーンに実施しており、4月で55回を迎えた。子どもから大人まで幅広い層が参加し、50回までに1,953人が参加。拾ったごみの総量は14.84トンに及ぶ。

 活動は、ごみ拾いだけにとどまらない。「一つの場所をきれいにするためには、多くの人に伝えていかなかればならない。それは地道なごみ拾い活動をしたうえで必要なことだと感じた」(同団体スタッフ)。そのため、水中ごみ拾いや各企業とのごみ拾い企画、「自然と音楽の共鳴を目指す」コンサートの開催、ごみの現状などを伝えるフリーペーパー制作、タバコフィルターを拾い集めて制作したカヌーを映画化するなど、さまざまな取り組みを行っている。

 「受賞したときは本当にうれしかった。今まで同様、楽しく、きれいにする活動を地道に続けていきたい。目指すのは、昔はいたタツノオトシゴを江の島に戻すこと」と同スタッフは話す。

 9月には「UMISAKURA MUSIC FESTIVAL 2011」を開催するほか、タバコフィルターカヌー映画(DVD)5,000枚を無料で枚発送する準備をも進めている。

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