![青いリボンがシンボルのイベント公式ポスター](https://images.keizai.biz/shonan_keizai/headline/1306973392_photo.jpg)
東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の復興支援を目的とするチャリティーイベント「茅ヶ崎リボン」が6月4日・5日、茅ヶ崎中央公園(茅ヶ崎市茅ヶ崎2)で開催される。
同イベントは、中止となった大岡越前祭の一環である湘南祭の実行委員会有志が発足させた東日本大震災復興支援チャリティーイベント茅ヶ崎実行委員会が企画した。
支援先は、同町が大岡越前祭で毎年地域物産を販売したり、市内事業者を「南三陸町夢大使」に任命したりするなど、かねてより同市と親交があったことから決定。同町出身で夢大使を務める千葉幸記さん(矢畑)を通じて佐藤仁町長に提案し、行政同士のやりとりを経て今回の直接支援が実現した。同委員会は4月・5月、同町での炊き出しや支援物資輸送なども実施している。
「茅ヶ崎の人たちで考える今の支援とこれから」をキーワードに、風評被害の根絶もコンセプトに加えた同イベント。当日は、飲食・ファッション・雑貨販売の屋台約60店のほか、東北産の地酒や茨城産食材の販売などを行う風評被害撲滅ブースも出店。「ビーサン跳ばし」や自転車で指定ポイントを回ってゴールした人に記念品を贈る「茅ヶ崎エコライド」などのアクティビティー、クリムゾントリックスターズ、いとしのエリーズなどの音楽ライブも予定する。
「他のイベントにはない企画として、被災地に植える桜の里親募集プロジェクトを立ち上げた」と話すのは、同イベント実行委員長の小川裕暉さん。一口8,000円の預かり金で桜の苗木を購入し、同町で町づくりのめどが立ったときに植樹を行い、同町に多くの観光客が訪れる桜の名所を作ろうというもの。
小川さんは「このイベントがわが町、茅ヶ崎の元気回復への特効薬になれば。皆さまのご支援をお願いしたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~17時(5日は16時まで)。小雨決行。両日とも同イベントホームページ上で募集中の支援物資を受け付ける。