鎌倉周辺の人々を中心とした災害復興交流団体「鎌倉とどけ隊」は6月11日、宮城・石巻市の復興を応援するコミュニティー・マーケット「第1回 浜人祭(はまびとさい)」を開催する。
被災地の人々の交流を深める鎌倉発信のコミュニティーマーケット「浜人祭」
鎌倉とどけ隊は、同実行委員会の森下さんが、「東日本大震災で被災した方のために何かしたい」と立ち上げた。友人らを通じて、避難所にもなっている「石巻明友館」(宮城県石巻市)と知り合い、現地のリクエストに応じる形で4月上旬から炊き出しなどを行ってきた。
浜人祭は、石巻市の「大指林業者生活改善センター隣広場」で、仙台の災害復興支援団体「仙台・とどけ隊」と連携しながら開催する。鎌倉市が後援し、テーブルの貸し出しや現地へ向かうための交通料金の支援など、全面的に協力する。
会場では飲食店が多数出店するほか、マッサージや理容師など30店舗ほどが出店。合同バーベキューなども行う。出店者は鎌倉を中心に、仙台市や石巻市、九州から東京まで全国各地から集まる。子ども向けのワークショップや音楽演奏なども行い、イベントを盛り上げる。
「現地ではまだまだ自粛ムード。被災地の方々が集まって楽しみ、交流を深める機会になれば」と森下さん。「今後も定期的に開催しながら、被災にあった店舗の復旧にも尽力しつつ、双方で助け合える関係を築いていきたい」とも。
開催は10時から。雨天の場合は翌12日に順延。