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鎌倉に「おうちカフェ」-海外の友人宅のような空間で無添加メニューを

輸入家具をメーンに高橋さんの感性でデコレーションした店内。スペースごとの貸し切りも可能

輸入家具をメーンに高橋さんの感性でデコレーションした店内。スペースごとの貸し切りも可能

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 江ノ電腰越駅近くに9月24日、輸入家具を中心とするインテリアの中で無添加のパンやケーキ、オーガニックコーヒーなどを提供する「Robin’s Egg Blue(ロビンズエッグブルー)」(鎌倉市腰越3、TEL 080-7072-1547)がオープンした。

海藻のフォカッチャやスープなどをセットにしたランチメニュー

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 同店を開いたのは、「自然が豊かな場所で子育てがしたい」と8年前に都内から湘南に転居した高橋知佐代さん。日立製作所のシステムエンジニアとして、日本銀行や大手IT企業などでの派遣業務を経験。ITスクールの立ち上げやマニュアル制作に携わるなど、IT関連での幅広い知識と経験を積み重ねた。現在、ウェブサイトのプロデュースやコーチングインストラクションなどのほか、ジュエリーデザイナーとしての作品作りも手掛けている。

 店舗面積は44平方メートル。席数は10席。「ロビンズエッグブルー」の店名は、美しいブルーの卵を産むイギリスの国鳥ロビンズ(ヨーロッパコマドリ)の縁起の良いイメージと、語感の面白さから付けた。「おうちカフェ」と銘打ち、高橋さん自身が「かわいい」と感じる家具や雑貨を各国からインターネットで取り寄せた店内は、イタリア製の花をデザインしたチェアや座面が金色のソファ、スウェーデン製のタンポポの綿毛をイメージしたライトなどを配し、海外の友人宅のような空間が広がる。水道・カウンター工事以外は、高橋さんが施工・デザインを手掛けた。

 「カフェとしての利用だけでなく、インターネットを利用したワンストップ的な店作りをビジネスモデルにしたい」と高橋さん。「ワンストップ的な店作り」とは、ホームページの立ち上げやSNSの管理、必要物資の調達、ロゴや看板のデザイン、内装設計・施工など、従来個別に依頼していた手続きを1カ所で済ませることを指す。

 メニューは、粉から手作りした無添加の「今日のホットサンド」「今日のケークサクレ(塩味のケーキ)」(以上600円)、ペルーのオーガニックコーヒーで入れた「エスプレッソホット」(300円)、「よなよなエール」(500円)などのほか、ホットサンドまたはケークサクレにミニサラダ、スープ、ドリンク、デザートが付くランチセット(1,000円)を用意。コース料理による貸し切り利用や、アレルギーなどがある場合の事前相談にも応じる。

 高橋さんは「カフェとしての利用はもちろん、子育てを終えてこれからショップを始めたいと思っている方、ITリテラシーで悩んでいる個人経営者などの力にもなれると思うので、気軽に遊びに来てほしい」と話す。

 営業時間は11時~日没まで。月曜定休。

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