藤沢市労働会館(藤沢市本町1)で現在、ペット食育協会認定の「ペット食育講座」が開講されている。
同協会は、ペットの食事療法に詳しい須崎恭彦獣医師を会長とし、東京都八王子に本部を置く全国規模の協会。藤沢市でトリミングショップとペットフード工房を兼ねた「いぬ国屋」を運営する山本裕一さんが講師を務める。協会認定の認定上級指導師でインストラクター資格を有するのは、湘南地域では山本さんのみ。
「いぬ国屋」は、人間用食材を使った無添加ペットフードの製造工房を併設したペットサロン。小型ドライフード製造機で自家製フードを生産し、食物アレルギーや低脂肪食などの特注食も提供している。自家製バースデーケーキなどの注文も受け付けており、今後は人間の食材を使った完全手作り食を湘南地区限定で製造、配達サービスも開始する予定だという。
食育講座は、藤沢市労働会館では毎月第2・第4水曜に「入門講座」と、上級講座で4回シリーズの「2級講座」を開講。入門講座は、中立的な立場からペットフードの現状と手作り食の作り方を紹介。2級講座では、ペットの食性から栄養学まで、ペットの食育の基礎を全般的に学ぶ。
「ペットフードはとても安価で総合栄養食として便利だが、いわばカップラーメンのような加工食品。人がいろいろな食事をするように、ペットも手作り食を選択肢に加えることが健康にもつながる」と山本さん。
入門講座は12時30分~14時30分の2時間、2級講座は14時30分~17時30分の各3時間。定員は各10人。山本さんのブログで申し込みを受け付けている。