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大磯で「町内旅行」テーマにアートフェス-旧家・カフェ・路地裏などを会場に

新緑の路地裏や旧家などを会場に「ゆるくまったりした」アートフェスを開催

新緑の路地裏や旧家などを会場に「ゆるくまったりした」アートフェスを開催

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 大磯町内のカフェやギャラリー、オープンハウスの個人宅などで4月28日より、「町内★旅行」をテーマに路地裏を巡るアートフェス「大磯芸術祭」が開催される。

庭を開放した「青空図書館」もオープン

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 毎年ゴールデンウイークに開かれている葉山芸術祭の「自由でゆるやかな表現」に魅力を感じた有志が、同芸術祭の参加企画として2010年に初開催し、翌年には「大磯芸術祭」として独立。開催は今年で2回目。山と海に囲まれた別荘地として発展し、旧家に挟まれた小路など昔ながらの風景を残す同町を舞台にオープンハウスや屋外展示を行うことで、町に独創的な雰囲気を作り出し、大磯の町並みや路地裏を見直す機会につなげることなどを目的とする。

 「大規模なイベントに発展した葉山とは比較にならないが、葉山と大磯には歴史や風土に似たところがあり、湘南海岸の両端で住民参加のアートフェスを同時期に開催できたら面白いと思っていた」と同祭実行委員の杉崎行恭さん。「アートや芸術の既存の枠を一度取り外してみようという試みでもある」という。

 期間中、築50年の日本家屋での人形作家によるオブジェ展や、邸宅の庭を開放した青空古書店、袋小路になった路地の壁を利用したトロッコ軌道の写真展のほか、中国の精進料理「素菜」の食堂、太平洋を見渡す西小磯の砂丘に建つカフェでのアート&ミュージックフェスなど、町内各所で多彩な催しを予定する。来年春以降のオープンを控える子どものためのホスピス「海の見える森」では、海を望むツリーハウスの一般公開や築100年の古民家での野だても開く。イベント参加場所は大磯に飛来するアオバトを描いた小旗が目印。

 「絵画や写真、音楽やパフォーマンス、料理などの表現を通じて、楽しみの中から生活空間を豊かにできたら」と杉崎さん。「この時期の大磯は、気持ちのいい景色にあちこちで出合える。芸術祭を訪ねながら海岸や路地裏などもあちこち歩いてみてほしい」とも。

 開催日時は会場により異なる。詳細はホームページで確認できる。5月6日まで。

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