藤沢・片瀬東浜で7月14日、ペットボトルを利用したボートでレースやコンテストなどを行う「湘南・江の島手づくりボートレース」が開催される。
藤沢商工会議所青年部で組織する同実行委員会が江の島観光協会などと共催する同イベント。身近にあるペットボトルを利用した手作りボートでレースやイベントを行うことにより、海を汚さず環境に調和した遊び方を啓発すると共に、地域活性化や資源の有効活用に資することが目的。第1回開催は1997年で、15回目となる今年は収益金の一部を東日本大震災の被災地の子どもたちの支援に充てる。
種目はスピードを競うレース部門、ボートのデザインやアイデアなどを競うコンテスト部門があり、操船者の年齢別に一般・ジュニア・キッズ部門を設ける。上位入賞者には賞品が送られる。ボートの仕様は、浮力はペットボトル内の空気によること、動力は人力に限る(バタ足、パドリングは禁止)、船底のペットボトルが水面に60%以上接していることなどが条件。ボートの製作に使用したペットボトルはリサイクルに回される。
例年、速さを追求したフォルムや機能性度外視の見た目重視のユニークなボートまで多種多様なボートが参加。「ボートの形もマンネリ化せず、毎回驚かされる例が多数。参加者同士が勉強しあったり、交流を深めたりする姿も見られる」と同実行委員会委員長の大久保さん。レースのポイントは「『目立つ』『楽しい』ボートを作ること、チームで助け合いゴールを駆け抜けること、観覧者も含めた全員が思い切り海で遊ぶこと」。当日はステージでのレース実況やアトラクションも展開し、見ているだけでも楽しめるという。
現在出場チームを募集している。募集数は1チーム3~5人で40チームを募集(応募者多数の場合は抽選)。参加費は1チーム4,000円。コンテスト部門のみの参加は不可。締め切りは6月8日。同10日に代表参加による説明会を予定する(14時~、藤沢産業センター8階 第3会議室)。申し込み・問い合わせは同実行委員会事務局(TEL 0466-27-8888)まで。