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鎌倉で京都の傘作家展「晴れても雨でも傘日和」-オーダーも

傘展の様子。天井から下がっているのはオーダーの生地見本

傘展の様子。天井から下がっているのはオーダーの生地見本

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 鎌倉・由比ガ浜通り沿いのギャラリー「そらにわ」(鎌倉市由比ガ浜2、TEL 0467-25-3993)で5月15日より、京都の傘作家・佐藤新吉さんが作る傘を展示販売する「お日さまが好き 雨が好き 晴れても雨でも傘日和」展が開催されている。

傘に縫い取られた刺しゅう。生地や柄に合わせたさまざまな模様がある

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 同ギャラリーの店主・田尻絵理子さんが、「傘の季節を、確かな腕の作家が作った心ときめく傘で楽しんでほしい」と企画した。梅雨や夏の必需品となる傘だが、安価なビニール傘を簡単に買ったり捨てたりする傾向を見て、身近に使う道具こそ長く使えて大切にできるものを持ってもらいたいと感じたのがきっかけだという。

 佐藤さんは京都の傘職人の家の3代目。京都市内に傘工房の店舗を構え、自身のブランド「parapluie de merci(パラプリュ デュ メルシー)」で傘を手作りする。雨傘、日傘、晴雨兼用傘が約20点並び、販売もする。価格帯は、雨傘=1万4,700円~、晴雨兼用傘=1万290円~、日傘=1万8,900円~。晴雨兼用は女性用だが、雨傘は男性用もある。

 金具や持ち手、布地などの希望を聞いてオリジナル傘のオーダーも受け付ける。留め玉のひもの色、ビーズ、刺しゅうなども好みでカスタマイズできる。全てが手作りで、できあがるまで2カ月から3カ月かかるが、その間「わくわくしながら待つという時間も楽しんでもらいたい」という。

 田尻さんは「晴れた日にはすてきな日傘、雨の日には浮き浮きするような雨傘で、これからの季節を楽しんでもらえれば」と話す。

 開催時間は10時30分~日没。月曜定休(月曜が祝日の場合は翌火曜)。入場無料。6月10日まで。

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