国内外の食材を扱う三留商店(鎌倉市坂ノ下、TEL 0467-22-0045)は1月15日(予定)より、店舗建て替えのため現店鋪裏手の仮店舗で営業を行う。建て替えは老朽化によるもので、仮店舗での営業期間は約3~4カ月間。
同店は1883年創業で、明治初頭は飴屋を営み、その後酒・燃料などの販売を行っていたが、昭和初期に周辺の別荘地から客が頻繁に訪れるようになるとさまざまな食材を店頭に並べるようになり、現在のような食材店として発展した。
商品はスパイス・ビネガー・リキュール・パスタ・天然塩など国内外の食材で、その数は2,000種に及び、顧客には料理研究家なども含まれる。オリジナル商品の開発にも力を入れ、水で希釈し漬け込むだけでピクルスのできるビネガー(473円~)や薬膳ソース(525円)などの商品がある。また、オーナーの三留一男さんは季刊誌「四季の味」に食材にまつわるコラムの連載を持つ。
新店舗について三留昭代さんは「駐車場スペースには木を植える予定。駐輪場、ペット連れの方のための犬用水飲み場なども設置し、散歩の途中に気軽に立ち寄れる店を目指す」と話している。営業時間は9時~20時。火曜定休で、毎月第3週は火・水曜連休。リニューアルオープンは5月初旬を予定。