湘南ベルマーレスポーツクラブ(平塚市大神)は1月11日、平塚商工会議所(平塚市松風町)で業界初となる第1期「湘南ベルマーレスポーツマスコミ塾」を開校した。
「湘南ベルマーレスポーツマスコミ塾」は、地域スポーツの発展にはチームの実力、行政、企業、メディア、ファンというチームを取り巻く総合力が問われる中、地元メディアの強化・育成が必要だと考え開校したもの。若年層の就労意欲の低下に対する啓蒙も目的の一つ。主に高校生以上の「スポーツライター」を目指す人を対象に、スポーツライターの川端康生さんを講師に迎え、前期、後期各10回の実践的な指導を行う。
前期は3月15日までの毎木曜に開講。「メディアとしての基本姿勢(役割、社会的使命など)」「メディアの構造(雑誌・新聞などの製作工程、要素、構成など)」「基本的なスキル(取材、原稿執筆など)」を学ぶほか、実技ではベルマーレの試合取材、選手へのインタビューを行い、原稿を作成する内容。後期は、現在活躍中のライターや、スポーツ総合誌、サッカー専門誌、一般誌などジャンルの違う雑誌の編集者、電波媒体のテレビ・ラジオのプロデューサー、Jリーグの広報担当者などを招き、それぞれ異なった現場の声を聞く。卒業に際しては「作品集」を作成する予定。
開校1日目は、第1期生となる23名の受講者が参加し、模擬記者会見からスタート。受講者もライターさながらの質疑を投げかけていた。講師の川端さんは「ここ10年間で一番集中して考えたカリキュラムを、受講生自身が個々に目指す目標に向けて効果的に伝われば」と話している。4月からは、同塾の第2期も開校予定。募集開始は3月を予定。定員=25名。受講料は10回、25,000円。