ワークショップや教室を開いている鎌倉ハウス(鎌倉市大町4、TEL 0467-39-5556)で12月2日から、木工芸家・佃眞吾さんの器作品を展示する「Mokki展」が開かれている。
総点数は200点ほど。木の箱や盆、皿など木でできた器、木器を並べる。佃眞吾さんは1967(昭和42)年滋賀県長浜市生まれ。京都の木工塾で木工家・黒田乾吉さんに刳物(くりもの=木を刃物などでえぐってくぼみをつけた容器などのこと)の指導を受け、京指し物(板を組み合わせてつくる道具や家具のこと)の井口木工所に入社。約14年にわたって職人修業を経験。独立後、京都右京区で「木工藝 佃」を立ち上げ、個展を中心に活動している。
同展を企画した鎌倉ハウスの南さんは「佃さんの作品の中でも、特にこのMokkiがとても魅力だったのでお願いした。職人の仕事をしている方だが、この作品からはポップでモダンな部分を感じる。その部分をよりよく引き出したいと考え、スタイリストの岡尾美代子さんに展示のスタイリングをお願いした」と話す。
営業時間は11時~18時。入場無料。今月9日まで。