湘南地域で初となるプロ・アマ混合のオーケストラ「湘南祝祭管弦楽団」が1月20日、藤沢市民会館大ホール(藤沢市鵠沼東)でモーツァルトイヤーの締めくくりに「最終公演」と銘打った演奏会を開催する。
湘南祝祭管弦楽団は、モーツァルトイヤーの2006年1月に6名の発起人の元「アマチュアでも演奏の向上に貢献する意思と技術を有する人で、かつ聴衆への満足をも考えるオーケストラ」とのコンセプトに賛同したプロ(指導スタッフ)7名、賛助出演プロ1名、一般参加団員41名、合計49名のメンバーが集結し設立。設立は団の継続を前提とせず、今回限りのトライアルとなるもの。
初公演となるタイトルに「最終公演」とした理由には、251回目のモーツァルトの誕生日(1月27日)を前に「モーツァルトイヤー」の締めくくりを飾るというプログラム構成と、メンバー自身にとって最初で最後の演奏会となりうる両方の思いが込められているという。指揮者には、松山バレエ団指揮者の河合尚市さん、ソリストには湘南在住のロシア人ピアニストのミハイル・カンディンスキーさんとトランペット奏者アレクセイ・トカレフさんを迎える。
同管弦楽団の茂木さんは「見どころはソリスト2人の演奏。ミハイル・カンディンスキーさんの繊細にして雄大な表現をもつ演奏とアレクセイ・トカレフさんの唄のように満ちあふれた明るく輝かしい音色を堪能してほしい。アマチュアが演奏するには難しいプログラムだが、松山バレエ団指揮者の河合尚市さんの下、私たちの演奏で観客に何かを伝えることができれば」と話している。
開場=14時30分、開演=15時。曲目はモーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ」序曲K.588、ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491、交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551とハイドンのトランペット協奏曲変ホ長調Hob.7e-1。入場料は2,000円。