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鎌倉で企画展「監督 大島渚&女優 小山明子」-追悼企画で

大壁面に掲げられた遺影

大壁面に掲げられた遺影

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 鎌倉市川喜多映画記念館(鎌倉市雪ノ下2)で現在、企画展「監督 大島渚&女優 小山明子」が開催されている。

第3回川喜多賞贈賞式にて

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 「日本映画を代表し国際的な舞台で活躍してきた大島渚監督と公私ともに歩んできた女優・小山明子さん。お二人のこれまでの映画作品を中心に、その偉大な足跡をたどる当展。1月15日に大島監督が逝去されたため、追悼の意を込めて企画した」と同館のキュレーターの増谷文良さん。

 同展で展示するのは、監督直筆の創作ノートから、未映画化作品「ハリウッド・ゼン」の脚本資料まで約300点。1996年に同監督が倒れた際、ビートたけしさんが見舞いに送った直筆イラスト、全映画作品(24作品)のポスターや貴重な海外版ポスターなどに加え、監督愛用の眼鏡や鉛筆、硯(すずり)とともに書斎にあった座机を展示。葬儀・告別式で祭壇に置かれた遺影も、展示室の中心に位置する大壁面に展示している。

 「監督直筆の創作ノートには、映画監督の心得や脚本執筆の際のメモが書きこまれていたりするなど、監督の創作の源泉に触れることのできる展示」とも。

 同展は2年前より計画され、準備が進められてきた。初演出作品である「明日の太陽」から、遺作となった「御法度」まで、時代ごとに大きな節目となった作品と国際的に高い評価を得た作品の上映も行い、監督と小山さんの足跡をたどることができるようにした。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。入場料は、一般=200円、小・中学生= 100円。映画観覧料金は、一般=1,000円、小・中学生=500円。3月31日まで。

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