鵠沼のギャラリー「あとりえ梅庵」(藤沢市鵠沼桜が岡4)で3月9日から、さまざまなジャンルの作家10人による梅をモチーフにした作品展「『梅』展 vol.4」が開催される。3月9日~11日と15日~17日の6日間。
参加するのは、伊藤久佳さん(陶芸)、オカダカコさん、かりや淳子さん、畠山晶さん(以上絵画)、粂川真木彦さん(写真)のほか、佐野絵里子さん(色紙)、林久美子さん(詩文)、細谷かずさん(イラスト)、和田圭以さん(切り絵)、丸山晶子さん(染め布)と幅広い。作家ごとに展示販売のスペースを設け原画などの作品展示に加えポストカードや小物類なども販売する。
同ギャラリーは、オーナーで今回出品もする型絵染画作家の丸山晶子さんの祖母が住んでいた昭和初期に建てられた家を活用。庭にたくさんの梅の木があるため、梅庵と名付けたという。「古い日本家屋の家なので冬の寒さはつらく厳しいが、その厳しい冬があるからこそ梅の開花と春が来るという喜びは、なんと表現していいのか見つからないくらいに大きい」と丸山さん。
同展は、春の到来を梅の花が知らせるのに合わせて、庭の梅をモチーフにした作品展として2009年から開催している。「展示作品を見てもらうだけでなく梅庵のゆったりと流れる感じみたいなものを味わっていただけたら」とも。
開催時間は12時~18時。入場無料。