鎌倉ハウス(鎌倉市大町4、TEL 0467-39-5556)で3月31日、ワークショップやトークショー「本棚のあるところ」が開催される。
当日は、新潟市内にある「北書店」店長・佐藤雄一さんを迎えて行うワークショップ「本棚をつくろう」と、ブックディレクター・幅允孝さんとのトークショー「本棚のあるところ」の2部で構成。その後、参加者も交えて座談会「出張 北酒場」も開く。
ワークショップでは、実際に書店を開いたつもりで、店のこと、薦めたい本のことを話し合いながら本を並べて小さな本棚を作る作業。参加者が持ち寄った本と佐藤さんが持参した本で、架空の書店の本棚をつくる。
トークショーでは、いろいろな場所で本棚を作っている幅さんと佐藤さんが、書店以外に本棚のある場所(カフェ、雑貨店、家具店など)が増えた現在、そうした場所と書店の違いなどを話し合う。
佐藤さんは、店長を務めた新潟の老舗書店「北光社」閉店後、2010年に「北書店」を開店。雑誌、生活実用書、絵本、文庫、単行本を扱う「町の本屋」として、原画展や作家を招いてのイベントなども開いている。
幅さんはBACH(バッハ)代表でブックディレクター。新宿伊勢丹本館「ビューティアポセカリー」や、羽田空港と原宿にある「Tokyo’s Tokyo」などショップでの選書、千里リハビリテーション病院のライブラリー制作などを手掛ける。
「暮らしている町に『町の本屋』があることが自分にとってどういうことかを考えたり感じたりするきっかけになれば。本に携わる仕事をしている方に、本や本屋さんが好きな方に参加いただければ」と「鎌倉ハウス」を運営する南綾子さん。
ワークショップは13時から、トークショーは16時から、座談会は19時から。参加費は、ワークショップとトークショーは各2,000円(両方は3,000円)、座談会は1,500円。現在、ホームページで申し込みを受け付けている。