JR鎌倉駅の発車メロディーが7月1日、現在の電子音からフルートの音源で童謡「鎌倉」に変わる。JR東日本が発表した。
現在進めている駅舎のリニューアルの工事(9月完了予定)に伴い、東口の屋根、外壁の工事が6月下旬に完成することに合わせたもの。駅の発車メロディーは電子音が主だが、フルートの音源にするのはJR東日本では初の試みとなる。
童謡「鎌倉」は、歌詞に七里ガ浜、稲村ガ崎、長谷観音、極楽寺などが入る鎌倉になじみのある唱歌。音源は、鎌倉育ちでフルート奏者の吉川久子さんが手掛けた。「今回の発車メロディー変更について、鎌倉市長や鎌倉商工会議所、鎌倉市観光協会などから今年初めに打診があり、4月に正式に要望を頂いた」と同駅担当者。
「市にゆかりのある吉川さんによる文部省唱歌『鎌倉』をとの意向を受け、落ち着いた音色の発車メロディーになっている」という。
7月1日には記念セレモニーも予定する。