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藤沢でしょうゆの魅力伝えるイベント 小豆島のしょうゆ紹介

親子向けの第1部と大人向けの第2部でしょうゆの魅力を紹介する

親子向けの第1部と大人向けの第2部でしょうゆの魅力を紹介する

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 藤沢・辻堂の「食とものづくりスタジオFERMENT」(藤沢市辻堂元町6)で6月28日、しょうゆをテーマにしたイベント「醤油(しょうゆ)から知る料理」が開かれる。

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 イベントは親子向けの第1部「醤油の味くらべ ~オリジナルの海苔(のり)巻きをつくろう!~」と、大人向けの第2部「醤油の料理教室 ~料理上手は、お醤油から~」の2部構成。小豆島出身の黒島慶子さんが、「醤油本」の出版を記念したワークショップを行う。

 第1部では、もろみからしょうゆを絞る体験や、さまざまなしょうゆのテイスティングに加えて、レーザーカッターで模様をカットしたオリジナルのノリでのり巻きを作る。第2部は、タコ飯、イリコのお吸い物などを食べながら、しょうゆの歴史、使い分け方やダシとの相乗効果などを紹介する。

 黒島慶子さんはしょうゆの造り手と使い手をつなぐ「醤油ソムリエール」として、しょうゆに関するワークショップ、商品やサービスの提案、情報発信媒体の執筆などを手掛けている。同イベントを企画した茅ヶ崎出身のデザイナー坂口祐さん、アウトドア料理家として活動する蓮池陽子さんと共に、瀬戸内海の島の雑誌「せとうち暮らし」のメンバーでもある。同イベントは坂口さんと蓮池さんが、湘南のシラスなど藤沢の食材に合うしょうゆを紹介したいと企画した。

 黒島さんによると、小豆島のしょうゆの最大の特徴は木桶(きおけ)仕込みが多いこと。木桶仕込みは日本のしょうゆ生産量の1%程度と大変希少で、そのうちの4分の1以上が小豆島産。島内には22社の蔵元があり、「江戸末期から都市にしょうゆを売ると決めて造り続けてきたので、東京の人好みの風味を造る」という。

 学生時代を湘南台で過ごした坂口さんは「縁があってなじみのある藤沢で開催することになった。大人から子どもまで楽しくしょうゆについて学んでもらえれば」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は第1部=11時~13時、第2部=14時30分~16時30分。参加費は、FERMENT会員は第1部=親子ペア5,500円(追加1人につき2,500円)、第2部=3,500円。初めての利用者は、入会登録費として別途1,500円がかかる。定員は第1部=15組30人、第2部=36人。申し込みはホームページで受け付ける。

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