「平塚漁港で秋祭り」と題したフィッシング体験と地引き網体験が11月21日、平塚漁港(平塚市千石河岸)で開かれる。主催はFeel SHONANイベントin平塚実行委員会。
「ごろびき網」と呼ばれる平塚の地引き網を体験。参加者全員で力を合わせて引き、大漁の場合は魚を持ち帰ることもできる
「Feel SHONAN」は神奈川県が海の魅力を国内外に向けて発信する「かながわシープロジェクト」の一環。今回は平塚の豊かな海や魚についての理解を深め、魚食普及や地産地消を促進するためファミリー向けに企画した。
フィッシング体験は初心者向けのプログラム。漁船に乗り約4時間、平塚沖でアジやサバの海釣りを行う。タレントで釣り雑誌やテレビ番組でも活躍中の児島玲子さんらプロアングラー(釣り人)がインストラクターとして同乗。餌や釣り棹(ざお)の用意もあるので手ぶらでも参加できる。帰港後は魚のさばき方をレクチャー。その後、近くの「平塚漁港の食堂」に移動し朝捕れの地魚ランチを味わう。
地引き網体験は、かつて平塚で盛んだった「ごろびき網」と呼ばれる独特の小型地引き網。網にかかった魚を地元漁師が解説する観察会を行った後、「平塚漁港の食堂」でランチを取る。フィッシング体験に比べ気軽に参加できる内容になっている。
両体験共に終了後、平塚漁協オリジナルの魚加工品など土産を1組につき1パック進呈する。
事務局の沼畑正仁さんは「フィッシングでは釣れた場合は持ち帰ることができるので、魚のさばき方教室を参考に帰宅後に挑戦してほしい。地引き網も大漁なら持ち帰ることができる」と話し、「いつも行列が絶えない『平塚漁港の食堂』に、この日は待ち時間無しで入店できる。楽しかった体験を話しながらの昼食は盛り上がるはず。今回は初心者でも安心して楽しめる内容なので、家族や友人を誘って参加を」と呼び掛ける。
両イベント共、集合時間は8時30分。「フィッシング」大人=1万円、中学生以下=5,000円(いずれもランチ含む)。定員50人(最少催行人員20人)。「地引き網」1家族3,000円、別途ランチ1人1,600円。定員50人(最少催行人員25人)。申し込み方法はホームページで確認できる。