湘南経済新聞の年間PV（ページビュー）ランキング1位に輝いたのは、8月にオープンした平塚のレストラン「代官町フィッシュ・ファクトリー」の記事だった。

　同店は古い食品工場をイメージしたインパクトのある外観と先にオープンし連日行列が絶えない「平塚漁港の食堂」の姉妹店であったことから特に注目を集めたようだ。

　以下、2位のカキを缶で蒸し焼きにするガンガン焼きの「平塚オイスターキング」、3位の「湘南茅ヶ崎ラーメン祭」、4位の藤沢の日本料理店が3つ星を獲得した「ミシュランガイド横浜・川崎・湘南2015」、5位につけた完全予約制コース料理の「シェ・ソウマ鎌倉」までトップ5をグルメ関連の記事が占めた。

　ランキングは、今年1月1日から12月28日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1.　平塚漁港の食堂姉妹店「代官町フィッシュ・ファクトリー」オープン（8/21）

2.　平塚にカキ料理の店－缶で蒸し焼きにする「ガンガン焼き」も（1/8）

3.　茅ヶ崎中央公園で「湘南茅ヶ崎ラーメン祭」－全国から15店舗（1/9）

4.　藤沢の日本料理店が4年連続3つ星 「ミシュランガイド横浜・川崎・湘南2015」（5/20）

5.　鎌倉市大船にフランス料理店－完全予約制でコース料理のみ提供（1/28）

6.　江ノ電、「妖怪電車」特別運行へ コスプレ乗車も歓迎（8/28）

7.　江ノ電「愛のふんどし告白電車」 女性限定でメッセージ募集（12/14）

8.　テラスモール湘南で「夏フェス2015」 盆踊りや岡本真夜ライブ、スポーツイベントも（8/12）

9.　茅ヶ崎にインド料理などの多国籍酒場－インドから運んだタンドール窯使う（1/13）

10.　閉店した鎌倉の書店、本で人をつなげるカフェ＆バーとして再生（12/21）

　「妖怪電車」「愛のふんどし告白電車」といった斬新なアイデアで驚かせた江ノ電の記事が6位・7位にランクインした。「告白電車」は告白メッセージの応募を大みそかに締め切り、運行は2016年2月8日～14日。その告白に応えるメッセージを書いたふんどしを掲示する電車が同3月に走るため、引き続き話題になりそうだ。

　鎌倉の閉店した書店をカフェ＆バーにした「栄和堂」（10位）、駅ビル「ラスカ茅ヶ崎」リニューアルオープン（11位）、映画館が無くなった藤沢で国際映画祭（14位）など、「再生」がキーワードとなる記事も目立った。

　2020年の東京オリンピック・パラリンピックのセーリング競技会場に決まった江ノ島をはじめ、藤沢や茅ヶ崎もサーフィン競技会場誘致に名乗りを上げますます注目が集まる湘南エリア。2016年も相模湾に面した街の話題をいち早く届けていきたい。