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「鎌倉の出版社に出会える本棚」 かまくら駅前蔵書室に新設

壁際に新設された地元出版社のコーナー。「初めて出合うユニークな本が多く面白い」と会員の評判もいい

壁際に新設された地元出版社のコーナー。「初めて出合うユニークな本が多く面白い」と会員の評判もいい

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 かまくら駅前蔵書室(鎌倉市小町1)は1月4日、鎌倉市内にある出版社の本を集めた「鎌倉の出版社に出会える本棚」のコーナーを新設した。

「まだ声が掛かっていないという出版社さんは連絡してほしい」と話す鈴木さん。「増えるようであれば棚も増設する」とも

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 同施設は鎌倉に関する本だけを集めた私設の会員制図書館で、昨年8月にオープンした。入会金代わりに鎌倉に関する本1冊以上を贈書(寄付)するため、会員が増えれば蔵書も増えていく仕組み。年会費は1万円で、会員になるといつでも何時間でも何度でも利用でき、その度にコーヒーや紅茶が飲める。

 本棚には鎌倉ゆかりの小説から歴史本、ガイドブック、情報誌、写真集、漫画、図録、資料など約700冊が並ぶ。鎌倉とは関係がない内容でも、鎌倉出身や在住の著者、鎌倉にある出版社の本も含まれる。

 「たまたま参加したイベントで、鎌倉は人口当たりの出版社数が日本有数であるという話を聞いた」という代表の鈴木章夫さん。「調べてみると10社以上も出版社が見つかった。そこで各社に贈書をお願いしたところ多くが賛同してくれた」という。

 市内には小規模で個性的な出版社が多く、ユニークな本も集まっている。現在のところ、「港の人」「銀の鈴社」「冬花社」「歴史探訪社」「OEJ Books」「でくのぼう出版」「ASTRAX BOOKS」の7社から50冊以上が集まり、今後も増える見込み。書店ではジャンル別に置かれているため特定の出版社の本を探すのは難しいが、同蔵書室では簡単に手に取って閲覧できる。「知らなかった出版社ばかり」「近所にこんなにたくさんあるなんて驚いた」「面白い本が見つかった」と会員にも好評だという。

 鈴木さんは「各社の方が直接持参してくださったので皆さんと話もできた。これまでは横のつながりが無かったとのことなので、橋渡しもできれば」と話し、「市内の出版社の本がこれだけ集まっている場所はほかにはないはず。会員制だが一般の方も見学できるので、ぜひのぞいてほしい。今後は各社お薦めの本を紹介するイベントなども開きたい」と意欲を見せる。

 営業時間は12時~22時(入店は21時まで)。水曜定休。

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