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かまくら駅前蔵書室で「ビブリオバトらず」 鎌倉の本をバトル無しでプレゼン

鎌倉に関する本は数知れない。鎌倉の本だからこその魅力を語り合う

鎌倉に関する本は数知れない。鎌倉の本だからこその魅力を語り合う

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 会員制の図書室「かまくら駅前蔵書室」(鎌倉市小町1)は8月22日、鎌倉に関する本を相互に紹介し合うイベント「鎌倉ブックレビュー ビブリオバトらず」を開催する。

会場となる「かまくら駅前蔵書室」は小さな会員制図書室。駅前だが静かな空間

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 このところ各地で行われ注目されている書評合戦「ビブリオバトル」。複数人が自分のお薦めの本を規定の時間内で紹介し観戦者が最も読みたい本を決めるゲームで、学校、図書館、書店、カフェなどで行われており、2010年から続く大学生の全国大会もある。

 鎌倉駅前に8月1日オープンした「かまくら駅前蔵書室」では、このビブリオバトルの手法を借りながら、あえて順位を決めない=「バトらない」イベントとして開く。

 「かまくら駅前蔵書室」は入会金代わりに鎌倉に関する本を1冊以上収める会員制の図書室。代表の鈴木章夫さんによると、これまでに集まった本の多くが初めて出会うものだったという。まだまだ知らない鎌倉の本を、まずはわかりやすく知ることができるきっかけをと企画したのが今回の「ビブリオバトらず」。

 当日は出場者が1人5分間で、持参した本のお薦めのポイントなどをプレゼンテーション。続いて参加者との質疑応答を行い、その本の魅力を掘り下げていく。対象となる本は、小説、ノンフィクション、漫画、ガイドブック、情報誌、歴史、図鑑などジャンルは問わないが、鎌倉ゆかりの作家による作品や鎌倉が登場するものに限る。イベント後に他の参加者が読みたくなった場合を想定して、現在も購入可能なものを薦める。出場者は最大10人まで募集。観戦のみの参加も受け付けている。

 鈴木さんは「ネーミングは、握らないおにぎりで人気の『おにぎらず』にヒントを得た。鎌倉が好きな者同士ならバトらなくても、それぞれが鎌倉の本を持ち寄ってすすめ合うだけで楽しいはず。もちろん会員以外の参加者、観戦者も歓迎。今回が、かまくら駅前蔵書室にとって初めてのイベントだが、好評であれば2回、3回とシリーズ化していきたい」と話す。

開催時間は10時~12時。参加料は500円(会員は300円)。観戦のみの参加も可能(参加料は共通)。申し込みはホームページとフェイスブックで受け付けている。

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