流産や死産、新生児との死別を経験した家族に思いを寄せる「お空の上の写真展」が現在、藤沢市役所本庁舎1階プロムナードで開かれている。
藤沢市親子すこやか課と「Wave Of Light 湘南」がロビーでの写真展示や情報発信で協力した。「Wave Of Light 湘南」は、流産や死産などで赤ちゃんを亡くした家族に寄り添い、湘南エリアで啓発活動を行う自助グループ。
「お空の上の写真展」は、流産や死産、新生児との死別で子どもを亡くした家族の存在や思いを、写真と言葉を通して伝える企画。展示パネルでは「流産・死産は決して特別なことではなく、誰にでも起こりうる身近な出来事」と呼びかける。会場では、短い命を生きた赤ちゃんたちの写真展示に加え、流産や死産に関する基礎知識、家族への支援情報などをパネルで紹介している。
展示は、来庁者が安心して見られるよう区切られたスペース内で展開。会場には、流産や死産を経験した人向けの冊子や相談情報も並べる。折り紙で鶴を折る参加型企画を行うほか、メッセージを書き残せるコーナーも設けた。
同団体代表の土屋清夏さんは「活動を始めて4年目で、ようやく市の公式な場で発信できるようになった。以前は『健康な妊婦さんが不安になるから』と言われることもあったが、理解が少しずつ広がっていると感じる」と話す。
土屋さんは「写真に込められた家族の思いに、温かく心を寄せてもらえたら」とも呼びかける。
6月5日まで。