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鎌倉でユニバーサル街コン 障がい者も健常者も春の一日を一緒に

由比ガ浜を散策した昨年の様子。あらゆる人にとって鎌倉は憧れの場所だったという

由比ガ浜を散策した昨年の様子。あらゆる人にとって鎌倉は憧れの場所だったという

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 鎌倉で4月23日、障がいのある無しを超えて誰もが参加できる街コン「ユニコン@鎌倉~春の鎌倉、恋の季節」が開かれる。主催は、多様な人々がそれぞれの良さを生かし補完し合って働ける環境づくりを目指す市民団体「i-link-u(アイリンクユー)」。

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 同イベント開催のきっかけを代表の高野朋也さんは「車いすで生活している友人から『彼女が欲しい』と言われたこと。顔と手先のみが動くだけなので無理だと勝手に思い込んでいたのは僕の方で、彼の純粋な言葉に心を動かされた」と話す。

 そこで、さまざまな障がいを持つ人や健常者などあらゆる人を対象に、人気デートスポットを散策し相手に思いを伝える「ユニバーサル街コン」を企画した。

 昨年1月の二子玉川での第1回以来これまで代官山や立川などで11回開催してきた。真剣に恋人を探す人から、まずは友達を作りたい人、楽しそうだからという人まで参加の理由はさまざまだが、普段出会うことの無かった人と出会うことで、これまでにはない人間関係が築かれ好評だという。

 同10月に初めて鎌倉で開いた際には愛知や大阪からも含め50人の参加があった。高野さんは「鎌倉は誰にとっても憧れの場所であることがよく分かり、今回も鎌倉で開催することにした」と話す。

 当日は鎌倉駅東口の鎌倉市生涯学習センターに集合し散策を開始。鶴岡八幡宮にお参りしておみくじを引いた後、食べ歩きをしながら小町通りを進みメイン会場である長谷の古民家「蕾(つぼみ)の家」に向かう。到着後の「鎌倉デートトーク」では理想の鎌倉デートを題材に妄想デートプランを考える。思いを伝える恋愛講座を聞き、和手紙を書いて交換。最後に集合写真を撮影する。

 高野さんは「11回開催して結婚したカップルも誕生した。『どうせ会えない』と諦めるのではなく、まずはチャレンジしてほしい」と話し、「知り合えないことが、障がい者にとっても健常者や社会そのものにとっても機会損失になっていると感じる。今後は多様な人が一緒に働いたり、学んだり、遊んだりするのが当たり前の社会を目指し、鎌倉からアクションを起こし発信したい」と抱負を語る。

 開催時間は13時~18時。参加費は5,000円。申し込み方法はホームページで確認できる。

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