鎌倉駅近くに3月15日、「鎌倉生まれ鎌倉育ち」のTシャツ専門店「PACIFIC OCEAN BLUE」鎌倉店(鎌倉市小町1)がオープンした。
2005年に同店を運営する「葉山」と鎌倉在住のデザイナー・津田充さんとの出会いから始まった同ブランド。1960年代のカリフォルニアの架空のサーフショップをイメージして命名し、波乗り小僧のデニスをキャラクターに立ち上げた。「一年中着心地がよくて着古すほどに味わいが増す」Tシャツを原点に新作を発表し続けている。
同ブランドのTシャツは、かつて津田さんが稲村ケ崎駅前に経営していたカジュアルショップ「DAKOTA」で販売したことがあったものの、現在直営店は横浜ワールドポーターズ店のみで、催事などを除けば鎌倉市内では購入できなかった。鎌倉駅周辺への出店を目指していた同社社長が今回の物件と出合い念願を果たした。津田さんは「ようやく『鎌倉生まれ鎌倉育ちの~』とキャッチフレーズを堂々と言える」と笑う。
店舗面積は約16平方メートルで「規模的にもとても気持ちの良い空間。商品とともに店もゆっくり育てていきたい」という。店内に並んでいるのはTシャルをメインに、スエット、キャップ、バッグ、ポーチ、ステッカーなど全てオリジナル商品。プリントされているキャラクターもデニスのほか、ガールフレンドのウェンディ、甥のベン、ハワイで雑貨店を営むハロルドおじさんと増やしてきたが、「スタッフから犬をというリクエストがあり、サーフ犬『ジャスパー』を家族に加えた」と津田さん。鎌倉店オープンに合わせて「KAMAKURA」の文字を入れた2点の新柄も用意した。
開店初日は同ブランドのファンや地元客だけでなく観光客でもにぎわった。津田さんは「季節に関係なく一年中Tシャツをそろえているので、鎌倉に足を運んでいただければ」と話す。
営業時間は11時ごろ~17時ごろまで。月曜定休。