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鎌倉山の古民家で「ほののんタイム」 赤ちゃん連れで学び楽しむ講座

あこちゃんかおちゃんが開いた講座の様子。子育ては親も初めてのことの連続。一緒に考えて遊ぶ時間をと呼び掛ける

あこちゃんかおちゃんが開いた講座の様子。子育ては親も初めてのことの連続。一緒に考えて遊ぶ時間をと呼び掛ける

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 鎌倉の学童保育施設「鎌倉学び舎」(鎌倉市鎌倉山1)が7月4日から、就学前の児童とその親を対象にした子育て講座「ほののんタイム」を開く。

講師も務める大滝さん自身も子育て中。今年3月まで鎌倉女子大の教育系・保育系・社会学系科目で教壇に立っていた

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 鎌倉山の自然の中に建つ古民家で、通常の学童プログラムに加え日本舞踊、三味線、書道、茶道、華道、英語などの専門家が毎日指導している同施設。日本の伝統文化などを身に付け「世界に一目置かれる人へ」をコンセプトに昨年9月に開校した。

 同講座は、通常の利用者である小学生が不在の午前中を使って毎週火曜と第1・3金曜に開く。講座名「ほののん」の命名理由について「『ほのぼの』『のんびり』とした楽しい子育ての応援をしたくて」と話すのは同施設の大滝世津子さん。「実は自分自身が初めての子育てに戸惑い、悩み、不安でよく泣いていたが、たまたま近くに信頼できる保育士さんがいて救われた。相談できる専門家を交えて気軽に集える場所を提供したいと考えた」と続ける。

 大滝さんをはじめ現役の保育士や大学講師、チャイルドマインダーなど専門性の高いメンバーが毎回講師を務める。畳敷きの広い部屋のリラックスした雰囲気の中、絵本の読み聞かせ、触れ合い遊び、子育てトークなどで親子同士が交流できる場にするという。

 7月4日は、鎌倉を拠点に「育ちあい講座」などを運営しているプロジェクト「あこちゃんかおちゃん」による「子どものキモチ、大人のココロ ランチ会」を開く。なかなか外食ができない親子にゆっくりとランチやトークを楽しんでもらおうと企画した。同プロジェクトでは「ご飯をみんなで一緒に食べながらお母さん同士がつながれる新たな場所になり、子育ての日々がより楽しくなるきっかけになれば」と話す。

 個別相談も受け付け一人一人にアドバイスを送るほか、「パパ・ママ向けの社会学」や「女性の生き方」など幅広いテーマも用意する。

 大滝さんは「育児が楽しくなるよう疑問や不安を解消できる手伝いをしていきたい。初めての子育てに自信が持てない、赤ちゃんとの関わり方や遊び方を知りたい、子育て仲間が欲しい、子どもを連れて出掛けたい、余裕を持って子育てを楽しみたい、誰に相談していいか分からない人などはぜひ」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は10時~12時。1回ごとの申し込み制で参加費は1回1,000円~(1ドリンク付き)。ランチ会は0~2歳児と保護者が対象で参加費は、弁当持参=2,500円、弁当付き=3,500円。定員10組(最少催行人員4組)。申し込みはメール(ohtaki@kamakura-manabiya.jp)で受け付ける。

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