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江ノ電走る商店街に2夜限定「竹灯籠」 アニメ映画とコラボ、「龍の口 竹灯籠」連動も

幻想的な光の中を江ノ電が走るのは2日間だけ。江ノ電ファンでなくても見逃せない光景(画像はイメージ。竹灯籠は私有地に設置)

幻想的な光の中を江ノ電が走るのは2日間だけ。江ノ電ファンでなくても見逃せない光景(画像はイメージ。竹灯籠は私有地に設置)

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 藤沢市・鎌倉市にまたがる腰越商店街で8月5日・6日、アニメ映画「きみの声をとどけたい」オリジナル竹灯籠を設置し、龍口寺(藤沢市片瀬3)の「龍の口 竹灯籠」と連動した幻想的な夏の夜を演出するイベントが開かれる。

5000基の竹灯籠が並ぶ龍口寺の「龍の口 竹灯籠」はアニメにも登場する。幻想的な夜の風景が今年は商店街にも続く

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 毎年、同寺の仁王門前から境内奥の五重塔まで5000基の竹灯籠のろうそくに火をともし供養や祈願をする「龍の口 竹灯籠」。今年は周辺エリアが舞台となっている同映画のプロモーションを兼ね、同寺前から江ノ電腰越駅までの商店街にも竹灯籠を並べる。

 灯籠は、専門家の指導を受けながら鎌倉高校の生徒が製作したものや募集したメッセージを刻んだもの、アーチ状のオブジェに使われるものを含め150本。同商店街は江ノ電で唯一、道路を鉄道車両が走行する併用軌道になっており、通行の妨げにならないよう灯籠は全て商店などの敷地内に設置する。

 「主人公が商店街に住んでいる設定ということもあり、皆さんには灯籠の設置を快く受け入れていただけた」と話すのは企画した東北新社の早川夕貴さん。「灯籠の間を江ノ電が走る風景は江ノ電ファンのみならず必見」と続ける。

 同映画は、子どものころ祖母から聞いた「コトダマ」の話を信じている主人公が、海辺のミニFMステーションでDJのまね事をしたところから始まる長編アニメ。ラジオや古い街並みが懐かしい雰囲気を醸し出す一方、SNS全盛の時代に直接声に出してやりとりをする大切さを思い出させてくれるようなストーリーだという。

 早川さんは「映画をきかっけに地域活性化につながればと企画した。主人公が住んでいる街を感じながら、2日間だけの幻想的な雰囲気の中を歩いてほしい」と話す。

 点灯時間は18時~21時。観覧無料。同作は8月25日ロードショー公開される。

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