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鎌倉市がJ1昇格・湘南ベルマーレホームタウンに 地域一体で「共走」

肩を組む(右から)松尾市長、中里さん、真壁会長、マスコットキャラクターのキングベルI世

肩を組む(右から)松尾市長、中里さん、真壁会長、マスコットキャラクターのキングベルI世

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 鎌倉市役所で11月1日、サッカーJ2優勝・J1昇格を決めた湘南ベルマーレと新たにホームタウンに加わった鎌倉市が会見を開いた。出席したのは松尾崇市長、同クラブの真壁潔会長、湘南ベルマーレ茅ヶ崎フットサルクラブ支配人の中里宏司さん。

会見後、真壁会長が市長に贈呈したユニホームの背中には「KAMAKURA」のネームが

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 Jリーグのホームタウンとは、地域社会と一帯となったクラブづくりを行いながらサッカーの普及振興に務め、スポーツが社会に溶け込む本拠地のこと。同クラブは2000年にチーム名を「ベルマーレ平塚」から「湘南ベルマーレ」に改称し、ホームタウンを平塚1市から藤沢市や茅ヶ崎市、大磯町など7市3町に拡大。今回Jリーグの承認を受け鎌倉市をはじめ南足柄市、湯河原町、箱根町など新たに2市8町を加えた。

 「親会社を持たない地方の小さなクラブは、地域とより一体となったクラブづくりが必要」と真壁さん。「しっかりとした活動を通して地域に還元できないのであればしないという方針でやってきたが、拡大するときはまず鎌倉だと思っていた」と続ける。

 同クラブはすでに市内でサッカースクールの鎌倉校を2006年、大船校を2017年4月に開校している。松尾市長は「正式にホームタウンに加わることで一層関係が深まっていくことを期待している。子どもたちに夢を持ってほしいと考えているので、プロを身近に感じることができる環境は重要」と話した。

 欧州型の総合スポーツクラブを目指している同クラブ。サッカーだけでなくビーチバレー、トライアスロン、サイクルロード、7人制ラグビー、フットサルなどさまざまなスポーツのチームを運営している。2020年の東京五輪には選手、スタッフなど20人を送り込もうというビジョンも描く。今シーズンのスローガンは、みんなで走っていくこと、競争していくこと、今日できることを今やる、今日走るという造語の「共走」。

 鎌倉生まれ鎌倉育ちの中里さんは、同クラブにジュニアユースから在籍し、U-20、21、22日本代表としても活躍した。「自分を成長させてくれた鎌倉で今度はベルマーレとして関わることができてうれしい。歴史文化のイメージが強い鎌倉だが、サッカーやスポーツ、ベルマーレを広げていきたい」と豊富を話した。

 今後はホームタウン活動として市内小学校の巡回授業やスポーツ指導者向け講習、Jリーグ公式戦のホームタウンデーなどを開いていく。

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