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鎌倉のバリアフリー宿、安全性・快適性向上へ 「障がい者にも機会を」資金募る

鎌倉のバリアフリー宿、安全性・快適性向上へ 「障がい者にも機会を」資金募る

玄関は奥行きがないため、急なスロープではなくリフトを設置したいと考えている

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 バリアフリーの交流イベントなどを運営するi-link-uは、10月にオープンした多様性ゲストハウス「彩(イロドリ)鎌倉」(鎌倉市由比ガ浜2)に避難用のシューターやリフトを設置するためにクラウドファンディングで資金を募っている。

トイレとシャワーは障がい者のスタッフの意見も反映させた

 築80年の古民家を改装したバリアフリーの宿で、趣旨に賛同した仲間たちがボランティアで改装を手伝い、10月14日にオープンした。

 面積は約71平方メートル、部屋数は3室、ベッド数は9。1階にはワークショップスペースも用意している。「障がい者も宿泊できるだけでなく、迎えるスタッフも障がい者が中心」と話すのは代表の高野朋也さん。電話対応や受付担当は吃音(きつおん)がある男性、広報担当は手足や言語が不自由な男性、運営の女性はネイルサービスも担当する。「コンセントの位置、ユニバーサルのトイレやシャワー、盲導犬のスペースなど、当事者の意見を反映した施設になった」と続ける。

 クラウドファンディングで募るのは、災害時に車椅子でもすぐに避難できるシューターや玄関の段差に設置するリフトなどの資金。バリアフリーを現状よりも前進させるために目標金額を300万円に設定した。

 同団体は2015年から、障がい者や健常者が分け隔てなく交流できる街コンイベントを21回開き300人以上が参加した。「せっかく一日楽しんでも鎌倉には単独で宿泊できる施設がほとんど無いため、後ろ髪を引かれながら帰宅する障がい者をたくさん見てきたのがゲストハウスを始めるきっかけ」と高野さんは振り返る。

 「鎌倉を訪れる障がい者にとってうれしい施設であるだけでなく、健常者にとっても障がい者が当たり前のように身近にいることで壁が低くなるはず」と訴え賛同者を集めた。昨年秋、由比ガ浜の住宅地に空き家を見つけ契約、今年5月からボランティアの手も借りながら完成にこぎ着けた。夏に開いたプレイベントには近隣住民も来場したという。

 すでに重度障がい者や車椅子ユーザーの子どもを持つファミリーをはじめ、ヨーロッパや南米、中国など海外からの宿泊客も来館している。

 高野さんは「障がい者も健常者と同じ個性が豊かな人たち。誰もが出会って、学んで、恋ができる日常を提供したい。外出や宿泊が難しいと考えている人もぜひ。安心、安全、快適な環境づくりを目指してチャレンジしているクラウドファンディングにも支援を」と呼び掛ける。

 同施設の利用料金や空き室状況などはホームページで確認できる。資金集めは12月5日23時まで。

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