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湘南ベルマーレ新体制発表 50周年の思い込めユニホームは「たすき」柄

左端がファーストユニホーム。大胆にデザインされた「たすき柄」は背中にも続いている

左端がファーストユニホーム。大胆にデザインされた「たすき柄」は背中にも続いている

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 昨年J2リーグで優勝しJ1に昇格した湘南ベルマーレの2018年シーズン新体制発表会が1月18日、ホテルサンライフガーデン(平塚市榎木町)で開かれた。

ユニホームの右袖には「湘南」の下にホームタウンである9市11町の名が刻まれている

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 眞壁潔会長、水谷尚人社長のあいさつ、新ユニホーム発表、ユニホームパートナーの紹介などに続き、曹貴裁(チョウ・キジェ)監督や新加入選手が壇上に登場し、あいさつや質疑応答が行われた。

 同クラブは1968(昭和43)年に藤和不動産サッカー部として創部し今年で50周年を迎える。特設サイトの開設、DVDや記念誌の発売など記念事業を展開するほか、今シーズンのユニホームにも「50年の感謝とさらなる発展と飛躍への誓い」の思いを込めた。

 ユニホームはベルマーレグリーンの地色に、右肩上がりのサッシュ(たすき柄)をデザイン。色はJリーグ以前のフジタ時代に使っていたブルーで、1994年のJリーグ昇格時のユニホームに採用されたダイヤ柄を施し、歴史をつないでいくイメージに仕上げた。背中までサッシュ柄を大胆にあしらったデザインは珍しいという。

 ボディー全体に敷かれた透かしのストライプ5本には、クラブを50年間支えてきたサポーター、ボランティア、スポンサー、株主、行政の意味を込め、右袖には昨年10月に拡大したホームタウン9市11町を表記し感謝も伝える。

 クラブの今年のテーマは「ALIVE」。曹監督は、早稲田大学の先輩でもありラグビートップリーグヤマハ発動機ジュビロの清宮克幸監督がサントリーサンゴリアス監督時代を見ていて「選手がいつも『アライブ』『アライブ』と言っており、ボールを生かす、常に前に向かってボールを運んでいくというイメージがチームに浸透したんだなと思った」ことから、「拝借の許可を得て」今年のテーマを決めたという。「今年のチームはピッチの中も外もALIVEという気持ち、生きているんだということを1年通して選手がALIVEできるように」と力を込めた。

 サンフレッチェ広島から移籍してきたミキッチ選手は曹監督の印象について問われると「バカンスにヨーロッパまで出掛けてサッカーを学ぶほどのサッカージャンキー」と笑いを誘い、「明確なビジョンとコンセプトを持ち選手に落とし込むことができるとても良い監督」と話した。

 真壁会長は「50年間、何度も変わってきたし、いいことばかりではなかったが応援してもらい生き続けてこられた。Jリーグ100年構想を見据えながら今後も変わっていかなければならない瀬戸際の年でもある。たくさんの苦労を乗り越え、ベルマーレを日本を代表するようなクラブにしていきたい」と50周年の決意を話した。

 同クラブは22日~2月2日、スペイン・マラガでの合宿、2月18日の平塚駅前中心商店街でのキックオフイベント「ベルマーレワンダーランド」などを経て同24日、ShonanBMWスタジアム平塚でV・ファーレン長崎との開幕戦を迎える。

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