今年も藤沢で「湘南ビジネスコンテスト」の募集が始まった。同コンテストは藤沢市内で中小企業の振興を行う目的で設立された公益財団法人「湘南産業振興財団」(藤沢市藤沢)が行う。「日本一手厚い支援を目指す」を標語に、今年で19回目を迎える。
応募資格は1年以内に藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町の2市1町域内で創業を予定している人で、新創業のほか、すでに実業を行っている事業者による「第二創業」も対象。書類選考を経てファイナリストを選定し、優位性、収益性、発展性、実現性、市場適応性、地域への貢献度などの観点で審査を行い、各受賞者を決める。
「審査員が応募者の事業を成長・成功に導くための方策を一緒に考え、専門家などによるアドバイスや支援機関のネットワークが連携する『地域応援型のコンテスト』であることが特徴」と、同財団の秋本さん。
ビジネス大賞には賞金50万円、ビジネス準大賞10万円、なでしこ起業家賞5万円、来場者賞1万円を贈るほか、関係団体賞なども用意。受賞者には必要に応じてビジネス化するための資金調達や専門家相談といったバックアップ体制も整える。
同財団・産業支援グループの滝本さんは「ビジネスプランと一口に言っても、飲食事業の立ち上げから名産品やプロダクトの開発、ITを使ったサービス提供まで内容はさまざま。近年は第二創業の方の応募も多く、受賞者からは実際に事業として市場で展開しているものも。湘南から創業する人たちの発信の場になればと企画しているので、気軽に相談に来てほしい」と話す。
エントリー応募締め切りは7月13日(17時必着)。応募無料。6月の毎週木曜18時30分から事前申込制のビジネスプラン作成講座を開くほか、7月4日にはビジネスコンテスト説明会も予定する。