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社会福祉法人が主催 「福祉の現場発のミュージカル」が満員で閉幕

最後のカーテンコールの一幕

最後のカーテンコールの一幕

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 福祉の現場発のミュージカル「Beautiful Life2~でこぼこ★ピース」が2月3日、鎌倉芸術館大ホールで上演された。

 主催したのは横浜と藤沢などの湘南エリアを中心に40以上の介護施設や保育施設の事業所を展開する社会福祉法人伸こう(しんこう)福祉会(横浜市南区日枝町1丁目)。伸こう福祉会の介護士、保育士、各事業所の利用者、地域の人々が出演者として、これまで数カ月にわたりダンスや歌、演技の練習を積んできた。

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 ミュージカルのテーマは、人生100年地代の福祉の在り方。「小林家の祖母・詩子さんが突然病に倒れ、介護が必要となるところから物語はスタートする。詩子さんの家族、その周りの人、病院や施設の人など、さまざまな視点から『いかに生きるか』『幸せとは何なのか』が歌やダンスで語られていく」と、同社広報の荒川多恵子さん。

 物語の中では、介護施設の抱える問題や、それを解決するテクノロジーの進化なども紹介されるとともに、施設内で仕事や畑作業などを行い「できないことを支えてもらい、できることで人を支える」という新しい仕事の仕方を通じ介護現場を垣間見られる場面も。

 物語の終わりで最期の時を迎えた詩子さんを囲む家族たち。「生ききった」「満足できる人生だったはず」と悲しみながらも前を向く姿には、涙ぐむ観客の姿も。ミュージカルのオリジナルソングは10曲以上。重いテーマを明るく、生き生きと表現した出演者たちに観客からの惜しみない拍手が送られた。