デジタルの書体を使った印刷ではなく、手描きの黒板を使って売り上げを伸ばす「黒板マーケティング」講座が3月26日、藤沢駅前のコワーキングスペースNEKTON FUJISAWA(藤沢市鵠沼橘1丁目)で開催される。
講師を務めるのは、鎌倉を中心に黒板マーケティング研究所の所長として湘南エリアや都内でその魅力を伝えている藍田留美子さん。
2012年に黒板マーケティング研究所を設立し、黒板で「魅せ方」「伝え方」をメインとした店舗演出やPOP提案、スタッフ向けの描き方講座を行う。「大手百貨店、高級インテリアショップやシアトル系カフェなどで店のレイアウトやPOP、黒板などを描く仕事を長年経験してきた」と言う。
閉店の瀬戸際に立たされた店に異動した際、見せ方と伝え方を創意工夫して収益をV字回復させた経験もあるといい、「どんな商品でも工夫すれば売り上げを変えられるという信念を持つようになった」と振り返る。
これまで黒板やレイアウトなどで関わってきた店は100店舗以上。「これまでの経験から、手描き黒板は絵が描けなくても字が下手でも問題ないと言い切れる。ただ、店の魅力を伝えるためには店そのものを切り盛りしている人が看板を手掛け、人の心を動かす必要がある」とポイントを語り、「夢は、商店街が店主の手描き黒板で活気を取り戻すこと。そのために定期的にワークショップを開催している。気軽に参加してもらえたら」と来場を呼び掛ける。
開催時間は14時~17時。参加費は4,500円。持ち物はA4の黒板を持ち帰れる袋など。申し込み、問い合わせはフェイスブックの専用ページで受け付ける。