藤沢駅北口でゲーム販売の専門店として営業を続けてきた「シータ藤沢店」が3月24日に閉店する。
シータはゲームとパソコンの専門店として1991年に川崎で営業を開始。1996年に藤沢店がオープンした。1996年は当時ソニーがゲーム業界に参入する直前の時期で、市内でも「ブルート」や「トップボーイ」など中古ゲームを中心に販売する店舗が乱立していた。
同店はその中でも藤沢駅前最大級の売り場面積が話題となり、子どもたちやマニアを中心ににぎわったが、同じ業態のゲーム専門店は次々と撤退。シータが藤沢駅前に残る最後のゲーム専門店だった。
運営元であるアプライドの室原克彦さんは「ゲーム業界全体の低迷に加え、パッケージ販売からダウンロード販売に切り替わっていくなどの流れもあり、藤沢店だけではなくシータショップ全店の閉店を決めた。年度内の閉店を目指したため、お客さまには急な案内となった。これまでご愛顧いただいたことを感謝したい」と話した。
シータ藤沢店の最終日の営業時間は20時までを予定。