藤沢市出身のミニマリズムデザイナーが、ミニマリスト向けの財布「Lumy(ルミー)」を発表した。
プロダクトを発表したのはクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」上で、9月24日からプロジェクトを公開すると、初日で目標額を達成。10月4日には100万円の調達に成功した。
デザイナーの河村ケンジロウさんは「自分の理想的な財布が見つからず、自分で作ってみようというところからのスタートだった。地元の『ものづくり雑談会』というイベントで技術協力を得られる会社とつながり、何度も試作を重ね完成に至った」と振り返る。
Lumyは物が入った時に最も美しくなるという設計思想を取り入れた一枚革による財布で、芯材は一切使わず、収納したカードなどが支柱になり、財布を支えるのが特徴。河村さんは「自分自身、スーツケース一つに収まる程度のものしか持っていないミニマリストで、そのミニマリズム設計を財布にも取り入れた」と話す。
Lumyの見本は藤沢のコワーキングスペース「NEKTON FUJISAWA」に展示している。クラウドファンディングの受付は10月23日まで。現在クラウドファンディングの支援者は86人。支援者には2020年1月31日までに商品を届ける。