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藤沢で高齢者の「困りごと」支援サービス開始へ 主婦や若者に登録呼び掛け

ウェブサービスの画面を掲げる大場さん

ウェブサービスの画面を掲げる大場さん

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 藤沢を中心とした湘南エリアで、高齢者の困りごとを主婦や若者等が中心となって解決することを目的にしたマッチングサービスiki-iki(イキイキ)が創業し、サービスページを公開した。

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 「みんなで支えるシニアサポートサービス」と題し、日常のちょっとした困りごとのある高齢者の依頼を支援したい主婦や若者に伝え、解決するためにマッチングする仕組みだ。
 代表の大場裕子さんは「藤沢で長く人と関わる仕事をしていて、高齢者の『ちょっとした困りごと』がとにかく多いことに気づいた。米や水といった重いものの買い物・運搬から、電球交換などの脚立を使った作業、布団を干したり、家電を繋いだりといったちょっとしたことが高齢者には負担になっている」と話す。
 同サービスはそれらの困りごとを依頼という形で見える化し、その依頼者の近隣に住んでいる支援スタッフとマッチングさせることで、問題を解決するという。
 大場さんは「支援スタッフがサービス提供の際に負担した往復交通費・買い物代金等の実費は別途必要になるが、基本的には1,500円で1時間サービスを利用できる。依頼者が恐縮せず気軽に何度も利用できるよう、サービスの内容にかかわらず1時間当たりこの料金に設定した。利用料金のうち、1時間当たり1,200円が支援スタッフに支払われる。この仕組みを広げていくことを第一義としたい」と話す。

 昨年末12月から本格的に支援スタッフの募集を開始し、現在は主婦層を中心に募集が集まっているという。応募者に動機を聞くと、手軽に地域・社会貢献活動をしたいという人や、空き時間や自由な時間を活用してできるときだけ働きたい人などが多く、「地域貢献と、実益を兼ねられるのが良い」という声も寄せられているという。

 大場さんは「案件がすでに舞い込んでいる中で、支援スタッフの数が不足している。一人でも多くの人にこのサービスに登録してもらい、近隣の高齢者の困りごとを解決して欲しい」と呼びかける。

 登録条件は18歳以上で、藤沢市周辺に在住・在学中のスマートフォンを持っていてメールとLINEが使える人。別途、免許証等の写真付き身分証明証を提示する必要がある。

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