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サービス開始後、支援続々 高齢者の「困り事」支援で地域企業に連携の輪

今回支援企業に手を挙げた「質の七つ屋」の小原大輔社長(左)と、出張整体サービスの柏倉聡美代表

今回支援企業に手を挙げた「質の七つ屋」の小原大輔社長(左)と、出張整体サービスの柏倉聡美代表

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 藤沢エリアで高齢者の困り事を解決するマッチングサービスiki-iki(イキイキ)が2月11日、サービスを開始した。専門サービスを提供する地元企業同士で「高齢者支援」をテーマに支援の輪が生まれ始めた。

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 同サービスは「みんなで支えるシニアサポートサービス」をキーワードに、高齢者の日常的な小さな困り事を解決するために、登録した主婦や若者等の「支援スタッフ」をマッチングする仕組み。

 代表の大場裕子さんは「米や水といった重いものの買い物・運搬から、電球交換などの脚立を使った作業などを考えていたが、実際に運用が始まると日常の軽作業以外の課題が見えてきた」と話す。

 ある高齢者のケースでは、軽作業以外に「自動車を処分したいがどうしたらいいか」「片付けをしながら不用品を売却したい」など、実際に応対する主婦や学生の支援スタッフだけでは手に負えない相談も受ける場面もあった。

 大場さんは「困り事が見える化できるのであれば、専門家と連携をすればいいと考えた」と話し、地元の経営者ココミュニティー知り合った事業主に相談を持ち掛けたところ、多くの事業者から支援をしたいという申し出が得られたという。

 連携して専門サービスを提供し始めたのは自動車関連の事業を営む「ディーワークス」と、質屋としてリサイクル事業を手掛ける「質の七つ屋」と、オステオパシー整体の「楽歩(らふ)」の3事業者。今後、支援スタッフが受けた相談のうち、専門性に応じて各社が相談を引き継ぐという。

 大場さんは「案件は順調に増えており、まだ支援スタッフの数が不足している。湘南エリア在住・在学・在勤で時間のある方は支援スタッフ登録をして、一緒に地域の高齢者の困り事を解決してほしい」と呼び掛ける。

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