湘南江ノ島で定期的な磯の観察会を開催している団体「HELLO!SHONAN」(ハロー!湘南)」(TEL 050-5217-6676)の小峯和朗さんが、「チリメンジャコ」の中に紛れている生き物「チリモン」を探す動画をユーチューブにアップした。
同団体で磯の観察会ガイドを担当している小峯和朗(こみねかずあき)さんは「元々、海遊びのオフシーズンのレクリエーションとしてチリメンモンスターというテーマでイベントを実施する予定だったが。新型コロナウイルスの影響で団体の野外活動が難しくなった。外出自粛で海にも行けなくなったが、こんな時こそできることをと考え、動画を作成した」と話す。
動画では、200グラムのチリメンジャコ(しらす干し)から、イカやタコ、アジやサバ、エソやギンポ、タツノオトシゴなどを見つけ出した。小峯さんは「チリメンジャコに潜むモンスターということで、『チリモン』と呼んでいる。今回は撮影のために、チリモン専用のしらす干しをインターネットで購入したが、家庭では地元のスーパーや魚屋さんで手に入れたチリメンジャコで『チリモン』探しにチャレンジしてほしい。ちゃんと探せば、5~6種類くらいは出てくる。家庭で気軽に海の多様性を感じてほしい」と呼び掛ける。
自粛解除を受け、同団体も活動を再開。7月19日の午後にはオンライン観察会を開催し、以後順次通常の海の観察会も再開するという。