藤沢から茅ヶ崎、平塚、寒川、大磯までの中域湘南エリアの話題を伝える湘南経済新聞の2020年上半期PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、「藤沢の『里のうどん』、存続懸けクラウドファンディング 初日で300万円超調達」の記事だった。
新型コロナウイルスとその感染症による外出自粛の影響であらゆる業種が影響を受ける中で、藤沢でバラ丼を名物に愛されている「里のうどん」が存続を懸けてクラウドファンディングに挑戦。初日で300万円を集めたことを伝えた記事に注目が集まった。クラウドファンディングは最終的に1カ月で762人の支援により800万円超を集めた。
ランキングは、今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 藤沢の「里のうどん」、存続懸けクラウドファンディング 初日で300万円超調達(5/4)
2. 飲食店へ支援続々 藤沢と茅ヶ崎の地元有志がテークアウト情報を発信(4/7)
3. 藤沢駅前で新春の酒の飲みくらべ 「新春酒くらべフェスティバル2020」開催(1/3)
4. 藤沢市で「ふじさわ応援前売りチケット」販売開始 ファンが店を応援(5/22)
5. 片瀬江の島の写真館が期間限定の手作り布マスク専門店に(4/17)
6. 「自粛は闘いだべ。」藤沢駅前の老舗商業施設が藤沢弁の懸垂幕(4/27)
7. 藤沢の花農家が地元の花のハーバリウムキット発売 作る楽しさ自宅で手軽に (6/15)
8. 「藤沢発祥」のダブル成人式、今年は2月開催へ 同級の縁つなぐ(1/9)
9. 藤沢にディスカウントスーパー「オーケー辻堂羽鳥店」 市内4店舗目(6/19)
10. 藤沢の自転車専門店がリニューアル 地元レースチーム再始動も、初代店主の思いつなぐ(3/26)
2位も新型コロナウイルスの影響を受けた飲食店関連の話題で「飲食店へ支援続々 藤沢と茅ヶ崎の地元有志がテークアウト情報を発信」の記事。茅ヶ崎の有志が飲食店支援の活動を行い、話題になった。以下、「藤沢駅前で新春の酒の飲みくらべ 『新春酒くらべフェスティバル2020』開催」(3位)、「藤沢市で『ふじさわ応援前売りチケット』販売開始 ファンが店を応援」(4位)と、飲食にまつわる情報を紹介するニュースが続いた。
1位の里のうどんや2位のテークアウト情報発信とともに、手作り布マスクの販売を始めた片瀬江の島の写真館(5位)や「自粛は闘いだべ。」の懸垂幕を掲げたフジサワ名店ビル(6位)など、新型コロナ禍の中にあっても前向きな情報を発信する事業主の情報がアクセスを集めた。ランク外では「藤沢市在住の漫画家・屋敷サラさんが新潮社主催の漫画賞で3位入賞」(13位)をはじめ、「鵠沼海岸のコミュニティースペース『IVY HOUSE』が閉館 9年間の歴史に幕」など、文化的な内容を紹介した記事も目立った。
下半期もエリア内外の読者に向けて、湘南の隠れたニュースをいち早く伝えていきたい。