辻堂のコーヒー豆専門店「27 COFFEE ROASTERS」が7月10日、新型コロナウイルスの影響を受けるコーヒー豆の生産農家を支援しようとクラウドファンディングを立ち上げた。
同店は1997(平成9)年にオーナーの葛西甲乙(こおつ)さんが立ち上げたコーヒー豆専門店。「かさい珈琲」として営業を続け、2012(平成24)年にスペシャルティコーヒーに特化した専門店「27 COFFEE ROASTERS」としてリニューアルした。
葛西さんは「日本のスペシャルティコーヒー文化の普及に務めてきたが、新型コロナウイルスの影響で、長く二人三脚で頑張ってきた中米のコーヒー生産国・ホンジュラスのコーヒー農園も大打撃を受けている。そこで、ホンジュラスのコーヒー生産者のために、既に今年買い付けした分に追加してコーヒー豆をコンテナ輸入する『Keep On Honduras! Project』に取り組むことを決意した」と話す。
同プロジェクトは、クラウドファンディングで集まった金額からコーヒー豆を追加で輸入する。目標額は600万円で、達成すれば合計3トンのコーヒー豆を追加輸入できる。葛西さんは「本来、一つのコンテナの最大積載量分のコーヒー豆を輸入するためには約1,500~1,800万円が必要だが、支援を目的とした本プロジェクトでは集まった支援金の多寡に関わらず必ず輸入を実施する。これからもホンジュラスの生産者たちが素晴らしいコーヒーを作り続けられるよう、皆さまからも支援を願いたい」と支援を呼び掛ける。
クラウドファンディングの最終日は8月10日。7月13日の時点で290万円以上の支援が集まっている。