藤沢市にある無国籍料理レストラン「JAMMiN(ジャミン)」が7月26日、クラウドファンディングを開始し、最初の1週間で250万円超の支援を集めた。
クラウドファンディングに挑戦中のJAMMiN店主の新見一太さん
JAMMiNはオーナーの新見さん夫妻が1993(平成5)年に鎌倉市、七里ヶ浜で創業した無国籍レストラン&バー。一時は藤沢南口店、七里ヶ浜を移転した茅ヶ崎店、鎌倉御成店と合わせて延べ4店舗を展開し、地元を紹介する雑誌で名物のカレー「クリーミーチキンインド風」が「湘南で食べたい10皿」に選ばれるなど人気店となった。
しかし3年ほど前に調理スタッフが次々とが独立。やむなく茅ヶ崎と鎌倉御成の2店舗を閉店し、現在は藤沢店1店舗を夫婦と若いスタッフで切り盛りする。
新見さんは「新型コロナウイルスによる自粛期間中も、多くの方にテークアウトの依頼をいただくなどしたが、売り上げは半減。存続のために『おうちでジャミンプロジェクト』を立ち上げた。自宅でJAMMiNの味が楽しめる新商品を開発し、量産したいと考えている。プロジェクトの第1弾として、今回のクラウドファンディングでは人気料理のうち一番簡単に作ることのできる『キーマカレーの素』をリターン品に用意した」と話す。
「キーマカレーの素」は小麦粉を使わない16種類のスパイスブレンドで、本格派インドカレーながら日本人の口に合うようにアレンジ。辛味スパイスは別包装になっているので、辛いものが苦手な子どもや年配者も安心して食べられるという。
新見さんは「クラウドファンディング開始から1週間で、予想をはるかに超えたたくさんの方々からのご支援と、温かいメッセージを頂き、ジャミンを守り続けていく気持ちが新たになった。選んで下さったキーマカレーの素が皆さんの笑顔のもとになれるよう、気持ちを込めて準備する。引き続きJAMMiNを応援してほしい」と支援を呼び掛ける。
クラウドファンディングの締め切りは9月30日。支援金額は3,000円から。