藤沢市弥勒寺で「弥勒寺Rebuild」と名付けられた新たなまちづくり、商業施設開発のプロジェクトがスタートし、2021年1月末まで出店希望者を募っている。
2022年初夏完成を目指す新たな街「弥勒寺Rebuild」のコンセプトイメージ
弥勒寺3丁目に1986年から営業していた大型飲食店、レストランカーサ。のちにココス、華屋与兵衛として同じ場所で大型のレストラン店舗が営業していたが、11月29日に閉店。その跡地である500坪を利用したプロジェクトとなる。
開発プロジェクトの窓口となる湘南村岡不動産(藤沢市弥勒寺2、TEL 0466-53-7181)の早坂浩治さんは「34年に渡り弥勒寺地区の集会場としても機能していた飲食店が閉店となり、街の灯が消えた様に思えた。地主と協議をして、跡地を活用し、新たな街の拠点を作ることになった」と話す。
同敷地内には建坪45ほどの2階建ての建物を3~4棟ほど建て、そこに地域づくりを担えるようなテナントを募集する。路面に面しては模擬店が出店できるようなスペースも設ける予定という。早坂さんは「どんな建物をつくるかは、今後出店したいという方と一緒に考えたい。弥勒寺地区はこれから開発が予定されている村岡地区にあり、今後の発展が見込まれる。1月いっぱいまで出店を募るが、すでに引き合いもあり、じっくり検討をしたい」と展望を話す。
飲食店や物販店のみならず、IT企業などの入居も歓迎し、ベンチャー企業の受け皿となるようなシェアオフィスの設立も目指すという。
同プロジェクトは2021年夏に着工、2022年初夏に完工予定。